自己肯定感は低くても大丈夫。いかに「高めるか」より、いかに「うまく付き合うか」です
「これやったら迷惑かも」
「褒められても、本心じゃないだろと思って素直に喜べない」
「○○さんだから出来ること。私にはムリ」
このように、自分に自信がなかったり、他人と比べてしまったりすること往々にしてあると思うんです。
「もっと自信持ちなよ」
そんなこと、言われなくてもわかってるんです。
でも、簡単にそうは思えないものです。
私も過去ものすごく自己肯定感低かったので、解るんです。
「そんな簡単に気持ち切り替えれるなら苦労しないよ」って。
でも、だいぶうまく付き合えるようにありました。
どうしても自己肯定感を高く持てないなら、高く持つ必要はないです。
そんなダメな自分を認めて、『視点』を変える事が大事かと思います。
自己肯定感とは?
ウィキペディアからの引用ですが、
自分の在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情を意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり、同じような意味で用いられる言葉である。
とのこと。
要するに、自分自身が行う行動や言動に対して肯定的(積極的)に判断できる感情のことです。
自己肯定感が高い人は、何事に対しても積極的に物事を捉えることができるので、何か困難にぶち当たったとしても前向きに行動することができる・・・と言われています。
今の私も決して自己肯定感が高いとは言えないので、その域に達したことはないですが。
日本人は元々自己肯定感が低い人が多い
平成25年度、内閣府が日本を含めた先進7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査を行った結果を発表しています。
「自分自身に満足しているか?」
「将来への希望を感じているか?」
「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組めるか?」
など、自己肯定に係る内容の調査を行ったところ、ダントツの最下位だったようです。
なぜ、自己肯定感が低い人が多いのか?
1.「右習え」の日本の慣習
「みんなと一緒」「これが普通」というやつです。
人と違うことをやっていると「それはおかしい」「変わってる」と思われるところです。
2.「謙虚であれ」という日本の慣習
「いやいや、そんなことないよ」
「皆さんに比べたらまだまだ未熟です」
こんなやつです。
仮に、
「そうそう、私ってできちゃうんです。すごいでしょ。」
って冗談ではなく、本気で言うと「アイツ、何なん?」て陰口叩かれるのがオチですね。
3.「他人に迷惑をかけるな」という日本の慣習
「他人の気持ちになって行動(発言)しなさい」というやつです。
相手への配慮に欠ける行動や言動は良しとされません。
これによって常に人の目や感情を気にかけた言動や行動をするようになります。
自己肯定感が低い自分とどう付き合うか?
この際、自分はダメなヤツだと認めてしまって『視点』を変えることです。
最初の文例でいけば、
- 「これやったら迷惑かも」⇒『なら、こうすれば喜ばれるかも』
- 「褒められても、本心じゃないだろと思って素直に喜べない」⇒『「そんなこと思ってないクセに~」とあえて口に出しながら、一応お礼を伝える』
- 「〇〇さんだから出来る事。私にはムリ」⇒『他に何かできる事ないかなと考える』
と、いうふうにリフレーミングしていくのです。
「リフレーミング」については下記記事にて詳しく書いておりますので、ご参照ください。
まとめ
自己肯定感が高い人になろうとしても、そうは中々なれないものです。
私自身も学生の頃は相当自己肯定感が低く、何に対しても自信が持てませんでした。
自分の存在価値すら否定していました。
今でも決して高いとは言えません。
ですが、視点を変えて行動してきたことで、かなり前向きな性格になれたのは事実です。
勝負事であれば、同じ分野で争うのではなく、視点をずらして他の道を探すのも一つの手だということです。
ネガティブになってるなーって感じたとき、「じゃあ、どうしようか?」と考えてみて下さい。
違う視点が見えてくるかもしれませんね。